〜清須からあげまぶしの定義〜
(ルール3箇条)〜
-
清須産の味噌を使用した
鶏の唐揚げを盛り付けること
(下味orタレで味付けをすること) -
ひつまぶし形式で提供すること
(①そのままで → ②薬味をのせて → ③出汁等を注いで) - 愛知県産の野菜を使用すること
もくじ
-
1-mabushi まつ寿司
2種類のからあげで魅せる
“戦まぶし” -
2-mabushi カフェ&レストラン田園
100の味わいを生む
“アイデアまぶし” -
3-mabushi 八百㐂
料亭が届ける
“素材を味わうまぶし” -
4-mabushi コーヒーとパンの店モカ
やさしさ溢れる
“石焼きヘルシーまぶし” -
5-mabushi カレーハウスCoCo壱番屋
ココイチ1号店が生んだ
“カレーまぶし” -
6-mabushi 高木屋
おうちでの再現を意識した
“ホームまぶし” -
7-mabushi プチレストランベル
組み合わせがクセになる
“洋風まぶし” -
8-mabushi 株式会社ヨシヅヤ
Y’sキッチンまんぷく
ヨシヅヤ食堂幼少期を過ごした地元への
“恩返しまぶし”
1-mabushi
2種類のからあげで魅せる
“戦まぶし”
寿司屋としての新しいチャレンジで、
地元を盛り上げたい
若い頃から地元を盛り上げたいという思いを、ずっともっていました。清須はなんとも静かな街ですから。⾃分がやれることならなんでも協⼒するつもりでいたので、新グルメを開発すると聞いたときは、この話をきっかけに清須を観光という⽅⾯から盛り上げていきたいと思い、すぐに参加を決めました。ただ、わたしの本業は寿司屋の板前です。以前は⽇本料理屋で修⾏をしていた時期もありますが、からあげはメニューとして作ったことがなく、全く新しいチャレンジでした。
味も⾒た⽬も楽しい
“⾷べていて飽きないもの”をめざして
当初、メインは味噌ダレと考えていました。しかし、試⾏錯誤のうちに特製の⽢⾟ダレもできたので、2種類のタレを使うことにしたんです。そして、2つの味を分けるためにレタスを挟んでみました。すると草のようにも⾒えてきて、お店が清洲城に近いこともあり、「戦まぶし」と名付けました。これは、味も⾒た⽬も“⾷べていて飽きないもの”をめざした結果です。味噌は普段のメニューでも使⽤している地元産。からあげは、タレを付けてもパリッとした⻭ごたえが残るように仕上げています。極めつけは、オリジナルのタルタルソース。清須産のパセリを使⽤してからあげに合うように、さっぱりとしたものにしました。出汁をかけると“がらっと変わる”味わいも楽しんでいってほしいです。
INFORMATION
まつ寿司
OPEN_11:00〜14:00 17:00〜21:00
HOLIDAY_水曜日
ADDRESS_清須市清洲1-8-1
TEL_052-400-4955
2-mabushi
100の味わいを生む
“アイデアまぶし”
考え抜いた先にたどり着いた、
“からあげまぶし”という食体験
私たちのお店は地元の多くの常連さんに支えられています。そのため、地元を盛り上げ恩返しがしたいという想いはずっとありました。そこで新グルメ開発に参加したのですが、そもそも当初は“からあげ丼”の予定だったんです。しかし、どれだけ試作を重ねても個人的にいまいちピンとこなくて。どうしたら地元の方や観光客の方に食を通じて楽しんでもらえるのか、色々考えました。面白くて、爆発力があって、ありそうでないグルメ。そして、名古屋めしに食い込めるようなもの。そこでみんなで練り上げたのが、“からあげまぶし”というスタイルだったんです。
“正解はひとつじゃない”
アイデアを詰め込んだ自信作
メニューを考えているとき、ちょうど緊急事態宣言が繰り返し出されていて、普段からお店で出している、地元企業キリンビールの生樽が大量に余っていました。そこで、ビールを無駄にすることなく、活かせるように試作を繰り返し、ビールを隠し味にしたオリジナルの甘辛ダレができました。“味変”も工夫していて、食べ方を変えるごとに印象が変わるよう工夫しています。そんな当店のからあげまぶしは、辛味ダレと温玉の組み合わせがおすすめですが、正解はありません。ご自身のお好みで一番おいしい、からあげまぶしの味わい方を見つけてみてください。視覚的にも楽しんでもらえるよう器やオリジナルのメッセージを入れたスプーン(4種類)も用意しているので、どうぞお越しの際はそういったこだわりも楽しんでいってください。
INFORMATION
カフェ&レストラン 田園
OPEN_7:00〜21:00
HOLIDAY_火曜日、第2月曜日(第2月曜日祝日の場合営業)
ADDRESS_清須市寺野郷前57
TEL_052-409-0031
3-mabushi
料亭が届ける
“素材を味わうまぶし”
日本料理を扱うお店の
新しい看板料理になるものをつくりたい
清須市では、以前からまち一番のグルメを決める「清須ワングランプリ」というものを開催していました。当店では、2013年にそちらへの出品用に「信長かき揚げ天茶」をメニューに加えたのですが、今でもそれを目当てにお店に来てくださるお客さまがいます。今回の趣旨は“清須の名物をつくる”こと。過去の経験もありますし、参加を決めたからには、お店の新しい看板料理をつくり、料理で清須を盛り上げたいと思っています。
日本料理の文化を大切に、
素材の旨みを味わってもらいたい
日本料理が本業なので、その枠組みを大切にしたものをつくりたいという想いがありました。出汁は懐石で使用するこだわりのもの、ご飯にかけるタレもひつまぶし用の旨味たっぷりな継ぎ足し醤油ダレを使用しています。そして、今回参加したことで、地元企業の調味料の素晴らしさを再認識できました。からあげもジューシーで納得のいくものができたので、素材と地元の味噌、お互いの味を生かすにはどのような味付けが良いか試行錯誤を繰り返して、今のからあげまぶしに辿り着きました。薬味には、ネギ、わさび、しそ、などを検討した末に梅おろしに決めました。その味わいは、ぜひ一度召し上がってご確認ください。ボリュームたっぷりに見えますが、出汁、薬味の相性を考え、さっぱりと最後まで飽きずに食べていただける味に仕上がっていると思います。
INFORMATION
八百㐂
OPEN_11:30〜14:00 17:30〜21:00(※夜間は事前予約のみ)
HOLIDAY_水曜日
ADDRESS_清須市西枇杷島町西六軒81
TEL_052-501-3675
4-mabushi
やさしさ溢れる
“石焼きヘルシーまぶし”
安心できて、なおかつ美味しい、
健康的なものを届けたい
普段から、地元のものを美味しく健康的に食べてもらいたいという想いがあります。そこで、今回の新グルメ開発に参加したときにはまず“味噌や付け合わせの柚子胡椒、漬物もぜんぶ手づくりのもの”を使用してもいいか、市の方に尋ねました。清須からあげまぶしには、使用する材料や調味料にいくつかルールがあるのですが“自家製の味噌”を使う店舗は他になかったようで、かなり驚かれました。味噌って意外と簡単につくれるんですよ。ご興味ある方は作り方を教えるので、気軽に声をかけてください。
手づくり&清須産にこだわって、
ワクワク感も大切にしたい
以前から石鍋を使ったメニューを出していて、せっかくなので石鍋を生かすことができるメニューを作りたいと思い、石焼のからあげまぶしにしました。石鍋で提供すると、なかなか冷めないので、出汁を入れるとジューっと音が出て、ワクワク感も楽しめると思います。メニューは、十六穀米を使い、からあげは少ない油で揚げ焼きして、ヘルシーに仕上げています。出汁はかつおから取っていて、肉を焼いた後に出る油や野菜の茹で汁なども入れているので、出汁だけでもおいしいと思います。つくれるものはつくるという姿勢で、手づくりの味噌は麹から仕込んでいますし、柚子胡椒や漬物づくりにもチャレンジしました。地元の野菜もふんだんに使っているので、ぜひ清須の味を堪能していってほしいです。
INFORMATION
コーヒーとパンの店 モカ
OPEN_平日 7:30〜17:00
金・土・日・祝日 7:30-13:00
HOLIDAY_不定休
ADDRESS_清須市清洲1-9-9
TEL_052-718-6012
5-mabushi
ココイチ1号店が生んだ
“カレーまぶし”
カレーハウスCoCo壱番屋1号店の
オリジナルメニューをつくりたかった
カレーハウスCoCo壱番屋の1号店は西枇杷島店で、全国からお客さんがいらっしゃいます。ですが、今まではオリジナルのメニューがなく、いつかはつくりたいと思っていたところ、清須市の新グルメ開発の話を知ったので、迷わず本社へ自主提案しました。1からどんなカレーにするかを考え、本社の方から社長まで沢山の方に試食してもらいました。構想から販売開始までの期間は、私にとってとても濃く、いい経験をさせてもらったと思っています。
地元を愛する想いから生まれたアイデア
地元の方に愛されているお店でもあるので、地元のお客様への感謝の気持ちを、地元のもので恩返ししたいという想いがありました。そこで、普段から愛用している清須産の味噌や、地元メーカーの“太陽食品工業”のスパイスが効いたソースとケチャップをからあげに使っています。出汁は、初めは和風のものを検討していました。しかし、甘みのある味噌からあげと合わせると、何か物足りなかったんです。そこで、改良のヒントを求めて「太陽食品工業」の工場に伺い、ソースがつくられる過程で捨てられていたスパイスの出汁がらと出会いました。そして、スパイシーな出汁が完成し、今のからあげまぶしに行き着いたんです。そのままを食べると、シンプルにカレーとからあげを味わうことができ、出汁を入れると、スパイスカレーのように変化します。味はもちろん、食べ方まで楽しんでもらえたらと思います。
INFORMATION
カレーハウスCoCo壱番屋
西枇杷島店
OPEN_11:00〜23:00
HOLIDAY_———
ADDRESS_清須市西枇杷島町末広31
TEL_052-502-4738
INFORMATION
カレーハウスCoCo壱番屋
愛知清洲店
OPEN_11:00〜23:00
HOLIDAY_———
ADDRESS_清須市西田中白山78
TEL_052-400-7987
6-mabushi
おうちでの再現を意識した
“ホームまぶし”
専門外でのチャレンジを決意したのは、
清須に貢献したいから
当店は、もともと先代である父が始めた仕出し屋です。法事や宴会の食事がメインで、実はランチの営業をはじめたのも2019年からです。からあげまぶしはもちろん専門外だったので、清須市から新グルメ開発のお話を聞いた時、参加するかどうかは迷いました。でも、やはり地元である清須がもっと盛り上がってほしい、たくさんの人に知って欲しいという想いがあり、それなら仕出し屋であるわたしなりのからあげまぶしを作るのはどうかと思い立ち、開発をスタートしました。
おうちでも再現できるメニューとして、
食文化を発展させたい
からあげまぶしの魅力は、複数の味を試せることだと思いました。試作段階ではホワイトシチューをかける案もありましたが、やっぱり和食らしさは残したい。そこで現在の形になりましたね。お肉はより味噌ダレが絡むようにからあげと竜田揚げの2種類。さらにナカモ味噌をベースとしたピリ辛ダレと、清須産の宮重大根を使ったタルタルソースでかなり幅広い味わいが楽しめると思います。以前は家庭科の教員でしたので、おうちでも再現できそうなメニューを意識しました。もちろんお店の味も素敵ですが、家庭によって様々な味が生まれるとさらに食文化が発展すると思うんです。なので、ぜひ「お店の味」と「おうちの味」の両方を食べて自分のお好みを見つけてください。
INFORMATION
高木屋
OPEN_11:30〜14:00(ランチのみ)
HOLIDAY_水曜日
土日祝日は法事・宴席営業のみ(予約要)
ADDRESS_清須市東須ケ口16番地1
TEL_052-400-3047
7-mabushi
組み合わせがクセになる
“洋風まぶし”
50年間キッチンに立つ者として、
こだわりぬいた1品を提供したい
この新グルメ開発のお話を聞いた時、二つ返事で参加したいと伝えました。というのも、以前にも町おこしの一環でオリジナルのあんかけスパゲティを開発したことがあったんです。今回のからあげまぶしも魅力的なメニューになれば、清須に訪れる人もきっと増えるはず。なにより、同じ地域で50年間キッチンに立っている者として協力するしかないと思い、新たなからあげまぶしへの挑戦をはじめました。ただ、提供するからには「これでどうだ!」というものを作りたい。なので開発には2、3ヶ月かけて、タレ以外にも試行錯誤を重ねました。
試行錯誤の末たどり着いたのは、
洋食屋らしいスタイル
開発のなかで難しかったのは、付け合わせのコンビネーション。ごはんとからあげの間にたまごが入るのですが、最終的にスクランブルエッグがベストな組み合わせだなと考えました。そこに変化として加えるのが特製あんかけとペッパーチーズです。清須産の野菜を半日以上かけて煮詰めた旨味たっぷりのオリジナルあんかけがたまごとよく合う。意外な組み合わせだと驚かれますが、ペッパーチーズもいいアクセントになって食が進むんですよ。一風変わった洋食屋らしいスタイルのからあげまぶしだと思います。このあたりは地域の方の支え合いが多い街ですが、多様なからあげまぶしをきっかけに遠方の方がもっと清須に遊びに来てくれるとうれしいです。
INFORMATION
プチレストラン ベル
OPEN_7:00〜18:00
HOLIDAY_不定休
ADDRESS_清須市土器野130番地
TEL_052-400-0687
8-mabushi
幼少期を過ごした地元への
“恩返しまぶし”
早くて、安くて、うまい、
を目指して
僕自身、28歳まで地元である清須に暮らしていたこともあって、この街にはとても強い思い入れがあります。そんな中ある時、清須市観光協会のホームページで「清須からあげまぶし」の存在を知りました。同じ部署の仲間にこちらのホームページを見せたところ、「面白そうじゃない?」と意気投合。清須市の産業課の方へお電話したことをきっかけに、本企画への参加が決まりました。ただ、当店は愛知県内・外に11店舗を構えるフードコート店舗です。「安価な価格」はそのままに、いつでも美味しいからあげまぶしが提供できる方法はないかと模索し、商品開発に取り組みました。
馴染みの食材を使って、
地元に愛される「名物商品」へ
からあげに絡めるタレには、県民にはおなじみの「つけてみそかけてみそ」を採用しました。
濃厚で甘味の効いたタレが、からあげによく絡むんです。出汁は、コクを出すために前日から仕込んだ、カツオとしいたけの自家製出汁。まずはそのままどんぶりとして楽しんでいただいて、味変で自家製出汁をかけて楽しんでいただくのがおすすめです。11店舗ある店舗の中でも、「清須からあげまぶし」が食べられるのは実は清洲店だけ。まだ生まれてまもない「からあげまぶし」ですが、いずれは、ひつまぶしのような名物商品になってくれると嬉しいですね。地元のお客様にたくさん食べていただき、地元に愛される商品になることを願っています。
INFORMATION
株式会社ヨシヅヤ
Y’sキッチン まんぷくヨシヅヤ食堂
OPEN_10:00〜21:00
HOLIDAY_———
ADDRESS_清須市西市場5丁目5-3
TEL_052-401-3011